フェルミ推定ノート

地頭力とは

 

まんがでわかる 地頭力を鍛える

 

 

1000以上のフェルミ問題を解いてきた現役東大生達は、始めにこの経験を踏まえて見えてきたというフェルミ推定の6つのパターンと5つのステップというのをこの本の中で紹介しています。

 

 

本のはじめは、まず地頭力について書かれています。ここではそもそも頭のよさとは3種類に分かれるとされ、それは知識が豊富で物知りな人、対人感性やコミュニケーション力が高く機転が利く人、思考能力が高く地頭がいい人、という3つですが、当然ここでは地頭がいい人にスポットが当たります。

 

 

地頭力の構成要素とは、知的好奇心、論理思考力、直観力という「原動力と守りと攻め」の3拍子が揃う事で、これをベースにまず結論から考え、次に全体を考え、最後に単純に考える、というプロセスを踏みます。(仮説思考力~フレームワーク思考力~抽象化思考力)こうすると地頭力は、生産性が上がり、新しい思考回路が見える力として長所が発揮できるとされています。

 

 

今までは、単に知識や経験があることが強みでしたが、近年の環境の変化によって、情報の陳腐化速度が急加速しています。ネット検索エンジンが飛躍的に発達した今、必要な知的能力は大きく変化したというわけです。つまり地頭力とは覚えることではなく、考えることと言った方がわかりやすいかもしれません。