フェルミ推定ノート

フェルミ推定とは

 

現役東大生が書いた 地頭を鍛えるフェルミ推定ノート――「6パターン・5ステップ」でどんな難問もスラスラ解ける!

 

 

現役の東大生が書いたという話題の本が東洋経済新報社から出版されている「地頭を鍛えるフェルミ推定ノート」です。これは1000以上のフェルミ推定問題を解いたという東大生達が、その取り掛かり方法と解法ステップについて体系化した内容で注目を浴びているのです。

 

 

フェルミ推定とは、調査するのが現実的には難しいような事象のとらえにくい量などを、別々の要素を手掛かりにして論理的に推論することで迅速に概算することを指しています。

 

 

物理学者のエンリコ・フェルミにちなんでこの名前がつけられていますが、フェルミ推定をする問題のことをフェルミ問題といい、欧米諸国では科学的な思考力を養成するために学校教育でも用いられ、Google社やマイクロソフト社の入社試験でもこのフェルミ問題が出題されたことがあるそうです。

 

 

実際にフェルミ博士がシカゴ大学の学生に出題したことがある問題は、「アメリカのシカゴには何人のピアノの調律師がいるか」を推定せよ、という出題だったそうです。これをシカゴの人口や、ピアノ保有比率、ピアノの調律頻度、調律師の就業日数などを推定し、計算してゆくわけです。

 

 

会社で企画やマーケティングを担当している人ならば、この用語は知らなくても普段から仕事でやっている事かもしれません。